外壁サイディングは種類によって「塗装のやり方」「注意点」「適する塗料」が大きく変わります。ここでは代表的な3タイプ(窯業系・金属系・木質)を、施工工程・現場でよくある懸念・おすすめ塗料(ラジカル含む)・そして八王子を中心とした近隣市の**最新目安相場(2025年想定)**まで、塗創建の現場ノウハウを交えながらわかりやすく解説します。
A. 窯業系サイディング(セメント系:凹凸・木目調・ボーダーなど)
特徴
窯業系サイディングはセメントと繊維で作られ、デザインが豊富で国内で最も普及している外壁材の一つ。経年で塗膜劣化や目地の劣化が起きやすい一方、塗装で意匠性を長持ちさせやすいのが利点です。
標準的な塗装工程(塗創建の実例)
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現地診断(目地状態、反り、釘の浮き、既存塗膜の種類・密着)
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高圧洗浄(汚れ、藻、旧塗膜の浮きを除去)
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目地のコーキング打ち替え,増し打ち(既存シールの撤去→下地処理→新規打設)※これが非常に重要です。
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下塗り(専用サーフまたはシーラーで下地を安定化)
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中塗り(適切な膜厚を確保)
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上塗り(仕上げ)→色・艶を整えて完了
注意点(現場目線)
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**目地(ジョイント)**とサッシ廻りのシーリング劣化が最も多いトラブル原因。目地は打ち替えを推奨。
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サイディングのメーカー製品や意匠性仕様(難付着コーティング対応を必要とする製品)がある場合、塗料の「密着度」に注意、また熱を持ちやすいため塗膜に注意する(蒸れや剥がれの原因に)。
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反りや浮きがある場合は張替えや補修が必要。単に塗るだけでは解決しないことがあります。

おすすめ塗料(用途別)
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コスパ重視:シリコン系(耐候性・価格のバランスが良い)。
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コスパ+耐候性:ラジカル系(シリコンと同等以上の耐候性を比較的抑えた価格で実現)。メーカー仕様により期待耐用年数は異なりますが、一般的目安は約10〜15年程度。
B. 金属系サイディング(ガルバリウム等:鋼板・アルミ等)
特徴
薄板金属の外壁で、軽量・金属調の意匠・耐候性の高い製品も多い。傷や切断面から錆が出るリスクがあるので、下地処理が要となります。
標準的な塗装工程(塗創建の実例)
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高圧洗浄
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**ケレン(目荒らし)**で既存の浮き錆や古塗膜を除去
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錆止め塗装(プライマー) — 傷や露出部は必須で処理
注意点
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小さなキズから錆が進行しやすい。ケレンと錆止めは手を抜けない工程。
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金属は熱膨張・収縮が起きるため、ビス廻りや取り合いのシーリングの追従性(伸縮性)を考慮した材料選定が必要。
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ガルバ材の表面処理や新品時の塗膜特性によっては、下地処理・接着剤選びが変わることがあります。
おすすめ塗料
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一般的には密着性のよい下塗り+ラジカル/フッ素、無機系塗料が中心。金属面にはフッ素系以上の長寿命仕様が効果的なケースが多い(ただしコストは上がる)。
C. 木質サイディング・羽目板(外部木部)
特徴(短く)
天然木(杉板、レッドシダー等)は意匠性が高く、塗装で雰囲気を保てるが、木材特有の「乾燥・収縮・反り・腐食」があるため、メンテナンス頻度が他素材より高い。
標準的な塗装工程(塗創建の実例)
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洗浄(汚れやカビを除去)
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防腐・防カビ処理(木材の腐朽を抑える薬剤処理)
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下塗り(浸透性シーラー)造膜使用の場合
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木部用塗料(ステイン系:木目を残す/造膜系:木目を隠して保護)
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上塗り(必要に応じて2回塗り)
注意点
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ステイン系(透けるタイプ)はメンテ周期が短め(概ね3〜7年)。造膜系は保護性は高いが意匠が変わる。
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釘やつなぎ目の防水処理や乾燥による隙間発生に注意。定期点検推奨。
- 劣化が激しい場合は造膜型(塗りつぶし)をお薦めする場合があります。
相場(目安) — ㎡当たり単価と戸建て(総額)目安(2025年想定)
平米単価(材工・補修込みの簡易目安)
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窯業系サイディング:2,000〜4,000円/㎡(補修少→下限、補修多・高耐久仕様→上限)
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金属系サイディング:2,500〜5,500円/㎡(錆処理の有無で変動)
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木質サイディング:2,500〜6,000円/㎡(防腐処理や仕様、塗料により変動)
戸建て(30〜40坪の総額目安)
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窯業系:約40〜130万円(補修量・塗料で大きく変動)。
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金属系:約50〜150万円(錆処理や足場条件で増減)。
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木質系:約50〜160万円(防腐・下地処理で差が出る)。
(これらはあくまで「目安」。実際の見積りでは足場面積・開口部割合・補修量が鍵です)。
地域別:八王子・町田・立川・相模原の「市別目安(2025年想定)」表
以下は、上の全国レンジをベースに首都圏多摩地域の相場感として実務的に調整した目安表です。地域差は「職人確保・廃材処理費・交通費」などで生じます。数値はすべて**㎡単価の目安レンジ**(材工・標準補修込み)です。あくまで参考値としてご活用ください(最終は現地診断で確定)。
※業界相場まとめ・塗料メーカー設計価格表等の統合データを基に塗創建で現場感を加味して作成。
(戸建て総額目安は㎡単価×塗装面積+足場・諸経費で算出。地域差は概ね±5〜10%で見るのが実務的です。)
ラジカル塗料について(もう一段詳しく)
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ラジカル制御塗料は、一般的に樹脂の劣化(チョーキングの原因となるラジカル)を抑える技術を用いた塗料群で、シリコン系よりも同等以上の耐候性を比較的手頃な価格で実現するため、近年信用性も高まり人気です。メーカーにより性能差があるため、注意が必要です。塗創建ではご希望メーカーがない限り、日本ペイントのパーフェクトシリーズを使用しています。
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メリット:中長期で見ると再塗装頻度が減り、トータルコストが下がるケースがあります。ただし初期の補修(下地処理)、塗り回数をしっかり守り行わないと、期待耐用年数は出ません。
塗創建(八王子)としてのご提案・差別化ポイント
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現地診断重視 — 目地の劣化や反り、透湿性の必要性の有無を必ずチェック。
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工程見える化 — 補修箇所・使用材料を明示「一式」可能な限りなくし、一式の内容がある場合は詳しく説明。
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塗料の選定理由を明確に提示 — 施主様のご意見を踏まえ、例えば「ラジカル採用で見た目と耐候性を両立」等を根拠付きでご説明。
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地域最適化 — 八王子・周辺エリアの気候・施工事情に合わせた乾燥管理・施工時期の提案。
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細部品質管理 — 取り合い・ビス廻り・軒先など“目に見えない”ところも要注意。
よくある質問(FAQ)
Q. 見積りは無料ですか?
A. はい。塗創建では現地診断・写真記録・無料見積りを行っています。
Q. ラジカルにしたら費用はどのくらい上がりますか?
A. シリコン基準なら数百円/㎡の上乗せ幅で済むケースが多いです(製品と保証内容による)。選定後に具体見積を提示します。
Q. 市ごとの差はなぜ出る?
A. 職人の需要供給、廃材処理費、交通費、足場の組みやすさなど現場条件によって変わります。塗創建では地域密着だからこそ中間マージンを抑え、適正価格を提示できます。
最後に — 塗創建からのお願い
外壁の状態は同じ築年数でも建物ごとに大きく違います。**「まずは現地診断」**で建物の劣化度合い・補修の要否・最適塗料を明確にすることが、無駄な費用を防ぐ一番の近道です。八王子・町田・立川・相模原エリアであれば迅速に伺い、明細ベースの見積を無料で作成します。お気軽にお問い合わせください。
🔧 ご相談はお気軽に!
八王子市を中心に、外壁塗装、屋根塗装、カバー工法、葺き替え、コーキング、雨樋交換などの案件、また無料の外壁点検・見積りも実施中です。電話のやり取りが苦手、不安な方は、メール、LINEアカウントからも受付けてます!!塗装業者の塗創建に無料診断・お見積りも行っていますので、お気軽にお問い合わせください♪
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