【窯業系・樹脂系・金属系・木質系】4種類のサイディングの特徴を徹底解説！

4種類あるサイディングのそれぞれの特徴とは？

「サイディング」とは住宅の表面を覆う外壁材のことで、大きく4種類に分けられます。

それぞれどのような特徴があるのでしょうか。

それぞれの特徴をもとに、住宅に取り入れたいサイディングを見つけてみてください。

一番人気！窯業系サイディングについて

まず、もっとも人気があるのは「窯業系サイディング」です。

窯業系サイディングは、主な原料であるセメントに繊維質などを加えて作られています。

その一番の特徴は耐久性の高さで、抜群の強度があるだけでなく防火性にも優れているため、多くの建物で採用されています。

また、地震大国である日本では耐震性に注目される機会が多いですが、大規模な地震があったエリアにおいて窯業系サイディングを使用した建物のサイディングがはがれ落ちた事例がほとんど見られなかったとの報告もあります。

これほどまでに耐久性が高いだけでなく、カラーやデザインが豊富なので、機能面と見た目の両方から窯業系サイディングを選ぶ人が多いのです。

ただし、窯業系サイディングのデメリットとして忘れてはならないのが、吸水性が高いことです。

表面に塗装をしておかなければ、雨水を吸って内部の建材や断熱材が腐食してしまいます。

そのため、防水性の高い塗料を定期的に塗り直す必要があるのです。

沿岸や寒冷地の建物におすすめの樹脂系サイディング

沿岸や寒冷地の建物におすすめしたいのは、「樹脂系サイディング」です。

樹脂系サイディングは、塩化ビニル樹脂を原料に作られたものです。

こちらも耐久性が高いという特徴がありますが、特筆すべきなのは塩害や寒さにとても強いという点です。

沿岸の建物はどんなに耐久性が高いサイディングを使っていても塩害の影響を受けやすいですが、樹脂系サイディングなら施工したての頃の品質を長く維持することができます。

ただし、樹脂系サイディングは北米を中心とするアメリカのシェアが高く、日本では手に入りにくくなっています。

興味がある方は施工業者に取扱いしているかどうかだけではなく、希望のカラーやデザインがあるかどうかも事前に確認するようにしましょう。

金属系サイディングを選べばおしゃれに見える

続いて、「金属系サイディング」は家づくりにこだわりたい方やおしゃれな外観にしたい方におすすめです。

金属ならではのメタリックな輝きによって、周囲の建物とはひと味違う雰囲気を演出することができるでしょう。

金属系サイディングは、ガルバリウム鋼板やアルミニウム合金といった金属素材で作られています。

そのため、非常に割れにくくて耐久性が高いことが特徴です。

また、他の種類のものよりも軽いため、施工がスムーズに進みやすくなります。

ただし、表面に硬い物が当たるとキズが付いて目立ったり、雨水が付着したままになっていると錆びたりすることがあるので、気を付けましょう。

木の温もりを感じたいなら木質系サイディング

最後に、木ならではの温もりを感じたい方には「木質系サイディング」がおすすめです。

その名の通り、木材で作られています。

木材を使った製品はナチュラルな雰囲気が漂ってどんな空間にもマッチしますが、木質系サイディングもどんな方の住宅にもしっくりきます。

木材にはさまざまな種類があり、色味や耐久性、費用などが異なります。

木質系サイディングを選ぶ場合は検討しているうちにどんどん品質の高いものが良くなって、思いがけず費用が高額になってしまうことがあるので、気を付けましょう。

また、一般的に木質系サイディングは雨水などの湿気に弱く、表面にカビやコケが生えたり、腐食したりすることがあります。

そのため、頻繁に防水性を高める塗料で塗装し直す必要があります。

きれいなサイディングを維持するための方法とは？

気に入ったサイディングを業者に施工してもらっても、きれいな外観を維持できなければ悲しくなってしまいます。

施工直後のきれいなサイディングを維持するためには非常に大切なことは、何だと思いますか。

まず、「塗装」です。

サイディングの種類によっては頻繁に塗装し直さなければ変質しやすいものもあるので、種類に応じて定期的に塗装するようにしましょう。

次に、「シーリング補修」です。

シーリングとはサイディングの隙間を埋めるためのものですが、紫外線や風雨によって次第に劣化してしまいます。

劣化するとシーリングから雨水が侵入して内部の建材や断熱材が腐食する可能性があるので、塗装と同時にシーリングの補修もしましょう。

なお、サイディングは環境や立地によって傷みが激しくなることがあるので、耐用年数が過ぎていないのにもかかわらず、塗装やシーリング補修をしても追い付かない場合があります。

全体的に傷んでいるケースでは古いものを撤去して新しいものに交換したり、一部だけ傷んでいるケースではカバー工法といって古いものの上から新しいものを被せるようにして設置したりすることもできます。

サイディングや塗装に関することなら、八王子市にある塗創建にお問い合わせください。