知れば驚く!ラジカル制御塗料の特徴とは?
最近人気が高まっている「ラジカル制御塗料」の存在をご存知でしょうか。
ラジカル制御塗料の特徴として一番に挙げられるのは、「チョーキング現象が起こりにくい」ということです。
チョーキング現象とは、外壁の表面に塗装された塗料が雨風や紫外線によって次第に劣化してきた時に指で触ると、白い粉が付着することをいいます。
まるで黒板にチョークで書かれた文字を触った時のように劣化した塗料で指先が汚れるので、チョーキング現象と呼ばれています。
淡いカラーの塗料には「酸化チタン」が含まれていますが、屋外で風雨や直射日光といったさまざまなダメージを受けることによって、「ラジカル」という物質が発生していました。
これまでの塗料は劣化因子であるこのラジカルの発生を抑制する機能がなかったので、チョーキング現象が起きていたのです。
しかし、ラジカル制御塗料にはこのラジカルの発生を制御する新しい技術が詰め込まれています。
そのため、塗装の耐用年数が伸び、塗装をし直す頻度を大幅に減少させることに繋がったのです。
ラジカル制御塗料とシリコン塗料を比較してみよう
ラジカル制御塗料のことがさらによく分かるように、塗料の中でも使用されることが多いシリコン塗料と比較してみましょう。
まず、耐用年数はシリコン塗料が7~10年であるのに対して、ラジカル制御塗料は10~13年となっています。
製品によって耐用年数に差があるだけでなく、その建物がある地域の気候や周辺環境によって耐用年数は変わる可能性があります。
塗り替え時に必要となる費用について気になる方は多いと思いますが、シリコン塗料は1m2あたり1,800~2,000円であるのに対して、ラジカル制御塗料は1m2あたり2,200~2,800円となっています。
ラジカル制御塗料の方が塗り替え費用はややかさみますが、耐用年数が長くて塗り替え頻度を減らすことができるので、長期的に考えるとコストパフォーマンスが良いと判断できます。
また、塗料の中にはもっと高い費用が必要になるものもあるので、ラジカル制御塗料は高品質でありながらお手頃な塗料だと言えます。
シリコン塗料は淡いカラーから濃いカラーまで豊富なバリエーションが展開されています。
一方で、ラジカル制御塗料はダメージを加えられても酸化チタンから発生するラジカルと制御できるという性質上、濃い色の製品はありません。
淡いカラーを中心としたカラー展開となっているのです。
そのため、濃いカラーの塗装をしたい場合は必然的にシリコン塗料を選ぶことになります。
シリコン塗料はこれまでさまざまな建物の塗装に使用されてきたため、製品のラインナップが幅広く、実績についても申し分ありません。
一方で、ラジカル制御塗料は塗料の中では新しい方で、まだ発売されてから10年程度しか経っていません。
そのため、製品数、実績ともに他の塗料と比較するとまだ多くはないというのが現状なのです。
ラジカル制御塗料がおすすめな人とは?
ラジカル制御塗料の良さがだんだん分かってきても、「いまいち決め手に欠ける」という方は多いのではないでしょうか。
そこで、これから挙げるラジカル制御塗料がおすすめな人に当てはまっているかどうかで判断していただければと思います。
まず、「費用は高くても品質の高い塗料を選びたい人」におすすめです。
ラジカル制御塗料は、他の塗料よりも1回当たりの塗装費用は高くなります。
しかし、ラジカルが発生することによるチョーキング現象に対して非常に高い効果が期待できるので、品質の高さで選ぶ方にはとてもおすすめなのです。
次に、「淡いカラーの塗り替えを検討している人」におすすめです。
ラジカル制御塗料は徐々に人気が高まっていますが、淡いカラーを中心としたカラー展開となっています。
そのため、濃いカラーで塗り替えをしたいと思っている人はラジカル制御塗料を選択肢に加えることすらできないのです。
淡いカラーの塗り替えを検討しているなら、せっかくなら耐用年数が長くてメンテナンスが楽になるラジカル制御塗料を選ぶのがおすすめです。
最後に、「塗装について悩むのが煩わしいという人」におすすめです。
塗装工事は業者がすべてしてくれるとはいっても、塗装している間は業者の動きや天気、進捗状況などが何かと気になるものです。
また、塗り替えのタイミングが近づいてくると、前回と同じ業者に依頼するのか、それとも別の業者から見積もりを取ってみるかと思い悩む方は多いのではないでしょうか。
ラジカル制御塗料を選べば、塗り替えを依頼しなければならない頻度を減らすことができます。
そのため、塗装について気にかけるべきタイミングが減り、その分違うことを考えることができるようになるでしょう。
ラジカル制御塗料についてご興味がある方や塗り替えをご検討の方は、八王子市にある塗創建にお問い合わせください。