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外壁塗装の塗料は本当に「メーカーの耐用年数」を保てるのか?

外壁塗装を検討するとき、「どの塗料がどれだけ長持ちするか?」という疑問は必ず出てきます。塗料メーカーが提示している「耐用年数」は選ぶ際の大きな指標になりますが、**実際の現場で本当にその年数を保てるのか?**という点は、慎重に見極める必要があります。

■ そもそも「耐用年数」とは?

耐用年数とは、塗料が一定の機能(防水性や美観など)を維持できるとされる目安の年数です。たとえば「この塗料は12年持ちます」と書かれていれば、「12年間は壁の劣化をある程度防げる」と考えられます。ただし、この耐用年数には試験環境による理想条件が前提になっており、実際の建物環境とはズレがあります。

■ 現場では「耐用年数=実際の寿命」とは限らない

メーカーの試験は、以下のような条件で行われています:

  • 適切に施工された塗膜
  • 適正な厚み
  • 屋外暴露試験でも中程度の地域(温暖湿潤気候)
  • 劣化要因(紫外線・水分・汚染など)を抑えた環境

しかし、実際の住宅は千差万別。塗装面の状態・立地・方角・気候・施工精度などが絡み合い、劣化のスピードも大きく異なります。

今回は、人気の4大塗料である
「シリコン塗料」「ラジカル塗料」「フッ素塗料」「無機塗料」に絞り、
それぞれのメーカー表記の耐用年数と実際の耐久性の差
、そしてその理由について詳しく解説します。

■ 塗料別|メーカー表記 vs 実際の耐久年数

塗料の種類 メーカー表記の耐用年数 実際の目安年数(平均)
アクリル 5~8年 3~5年
ウレタン 8~10年 5~7年
シリコン 10~13年 7~9年
ラジカル 12~15年 9~11年
フッ素 15~20年 11~15年
無機 20~25年 16~20年

■ なぜ「メーカー表記通り」には持たないのか?

塗料の耐用年数は、基本的に理想的な環境での試験結果に基づいています。

▼ 試験時の主な前提条件

  • 適切な気候条件(中間地域、温暖、乾燥しすぎない地域)
  • 完璧な下地処理と正しい施工手順
  • 塗膜の厚み、乾燥時間などがすべて基準通り
  • 劣化因子(紫外線、水分、塩分など)の影響が少ない

しかし、実際の住宅には以下のような過酷な条件があります:

  • 海に近い → 塩害
  • 山間部 → 凍結や雪
  • 都市部 → 排ガスや酸性雨
  • 南向き → 紫外線が強烈
  • 北側 → カビや苔が発生しやすい

つまり、「理想」と「現場」では大きなギャップがあるのです。


■ メーカーの耐用年数を最大限発揮させるには?

塗料の性能を100%引き出すには、施工環境・業者の腕・定期点検がカギになります。

✅ 高品質な施工業者を選ぶ

いくら良い塗料を使っても、施工不良(下地処理・塗膜厚不足など)があると性能は出ません。実績・口コミを要チェック。

✅ 定期点検を行う

5年おきの外壁診断で、早期劣化の兆候を見逃さないようにしましょう。

✅ 環境に合った塗料を選ぶ

湿気が多い、紫外線が強い、海が近いなど、立地条件に最適な塗料選びが重要です。


■ まとめ

メーカーの「耐用年数」は、あくまで理想的な環境での最大値です。
実際の住宅では、80〜90%ほどの年数が現実的なラインになります。

そのため、塗料を選ぶ際は「年数」だけでなく、

  • 実際の施工環境
  • 業者の信頼性
  • ご自宅の立地や外壁材との相性

といった総合的な判断が必要です。

 

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