塗料を選ばれる時、コスト面や耐久性で1番選ばれているシリコン塗料ですが、どのグレードにもメリット、デメリットがあります。塗料に含まれるシリコン樹脂について参考にしてください。
シリコン樹脂、シリコン樹脂塗料
シリコン樹脂とは
シリコンは、酸素の次に多く存在してい『ケイ素』という元素とも呼ばれています。シリコン樹脂は、2種類以上の元素でできた化合物の、シロキサン結合からなる重合体で、人工的に作られた有機化合物です。表面張力(縮まって丸くなろうとする性質)が低く、空気中で200℃〜250℃の使用に耐える耐熱性を持っています。
シリコン塗料とは
シリコン塗料は、ベースとなるアクリル樹脂にシリコン樹脂を混ぜて作られているアクリルシリコンの合成樹脂を主成分とした塗料です。またシリコンの含有量によって効果も変わってきますので、同じシリコン塗料でもシリコン率の高い材料は、価格も変わっていると思われます。
外装用塗料による合成樹脂の期待耐用年数(目安)
- アクリル樹脂塗料:4~6年
- ウレタン樹脂塗料 :6~9 年
- シリコン樹脂塗料 :7~13 年
- フッ素樹脂塗料:13~20 年
シリコン塗料のメリット、デメリット
シリコン塗料に限ってではないですが、簡単に表記してみた内容です。
メリット
- 耐汚染性に優れ一般的にセラミック成分も含まれ汚れがつきにくい
- 耐熱性に優れ600℃に耐えることができる塗膜形成
- 耐水性に優れ湿気や水雨による劣化を抑える
- ウレタン塗料より2割ほどの光沢保持率が高い
- 耐候性に優れ紫外線や酸性雨、強風に強い
デメリット
- 10年以内での退去や解体を考えるとコスパが高い
- 10年前後ほどで、塗膜が加固くなりひび割れを起こしやすい
- シリコンの含有量によっては耐久性が劣る
シリコン樹脂、塗料の活用場面
- 屋根、外壁の塗り替え
- 樋や庇などの各所付帯部
- シャンプーやファンデーション
- 変性シリコンやシリコンなどのシーリング材
- ゴムロール、耐熱用oーリング、医薬品のゴム栓、 医療材料
アクリルシリコンとは
ケイ素(Si)原子と酸素原子のシロキサン結合を含むシリコン塗料は無機物と同じ構造のため、結合が非常に強い塗料ですが、塗料に含まれる樹脂は、100パーセントの樹脂でできているわけではなく、塗る作業に適した物にするために有機物が混ざり合っているのが一般出来です。この塗料ないに含まれている成分に、アクリルとシリコンを反応させて作られている塗料がアクリルシリコンです。
アクリルシリコン樹脂と書いてあるものは、シリコン塗料です。
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