昨年の八王子市の一部地域に影響を及ぼした雹による災害、多くの建物や車が被害に遭いました。今回、屋根の被害でのご依頼になります。素材は、アスファルトシングルの一度塗装工事をされている状態です。
現場調査見解
見た目はそれほど問題点はありませんでした。しかし注意深く見ると、金槌で叩かれたような後が無数に見つかりました。問題ないと言えば大丈夫かもしれない、しかしあからさまに凹みができているため漏水へつながる可能性はゼロではないので、施主様に、雹災害として火災保険に申請して頂きました。
火災保険の見解
保険会社も画像で判断では厳しかったようで、一度却下されかけたのですが、施主様のご対応で、保険会社が現地調査に来られ、結果申請がとおり、工事へと踏み切れました。
被害への塗装対応
アスファルトシングル屋根のメンテナンスは、塗装も可能ですが、推進している業者は少ないです。耐用年数も長いアスファルトシングルは、メンテナンス時期に、カバー工法による施工が多く推進されています。今回、ガルバリウムによる施工も検討しましたが、保険の内容や、限度額の問題もあり、塗装でのメンテナンスとなりました。
使用塗料
アスファルトシングルには、水性塗料を使います。下塗り材には、スズカファインのベスコロフィラーHG、中上塗りには、日本ペイントの水性シリコンベストでの施工です。
最終縁切り
上塗り後、しっかり乾燥したのちに。屋根材の先端が塗料でふさいでしまうのを防ぐため、カッターなどで切り込みを入れます。毛細管現象により、水の吸い込みや逃げ道を塞がないためです。 
Before → After
施工Movie
まとめ
カラーベストや、瓦屋根などは割れると発見しやすいですが、下からではアスファルトシングルの雹災による被害は、とても確認しづらいものでした。塗装の費用はカバー工法に比べれば安く施工できますが、ご自宅にあったメンテナンス方法と予算により、工事内容を選択される事をお勧めいたします。八王子市、あきる野市の屋根塗装、外壁塗装は、塗装業社の塗創建にフリーダイヤルまたはメールでお問い合わせください。
