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ウッドデッキの放置がもたらすデメリットとその対策法

ウッドデッキは、庭やバルコニーを素敵に彩り、アウトドアライフを楽しむための理想的なスペースです。しかし、放置しすぎると様々な問題が発生し、長期的にはデッキ自体の寿命を縮めることにつながります。ここでは、ウッドデッキの放置がもたらすデメリットとその対策法について考えてみましょう。

1. 腐朽や劣化

ウッドデッキは自然の影響を受けやすい素材です。雨や雪、紫外線などがデッキにダメージを与え、腐朽や劣化が進みます。放置することで、デッキの表面がひび割れや変色し、最悪の場合、耐久性が損なわれる可能性があります。

対策法: 定期的なメンテナンスが重要です。年に数回、デッキを専用のクリーナーやシーラーで清掃し、保護剤を塗布することで、劣化を遅らせることができます。

2. カビや藻の発生

湿気や雨が多い環境では、ウッドデッキにカビや藻が発生しやすくなります。これらの微生物が繁殖すると、デッキが滑りやすくなり、美観を損なうだけでなく、健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。

対策法: デッキを清掃する際には、特に湿った場所や隅々まで注意深く手入れを行いましょう。抗菌・防カビ剤を使用することも有効です。

3. 構造の安定性低下

長期間の放置により、デッキの構造に問題が生じる可能性があります。特に木材は湿気や乾燥によって膨張・収縮を繰り返すため、ネイルやネジがゆるんだり、構造材が歪んだりすることがあります。

対策法: 定期的な構造点検が不可欠です。ゆるんだ部分を締め直し、歪んだ構造材は交換するなど、必要な修復作業を行いましょう。

4. 美観の低下

放置により汚れや劣化が進むと、デッキの美観が損なわれます。これは庭やバルコニーの魅力を減少させ、リラックスできるスペースとしての価値を低下させる可能性があります。

対策法: 定期的な掃除や表面処理を行い、デッキを美しく保つことが重要です。定期的なメンテナンスにより、長期間にわたって美しい外観を維持できます。

小さなウッドデッキ施工事例

放置していたらあっという間に劣化したウッドデッキの施工事例です。木目を生かす塗装をしたのち劣化、腐食が進み、コーキングと塗りつぶしでの施工事例をご紹介します。木目は活かせなくなりますが延命させることは可能になります。

木材の木目を生かすために

木目を生かした塗装で、浸透型のオイルステインを使います。よく耳にするのはキシラデコールですが、耐用年数は5年と言われています。ウッドデッキでも素材や価格が大きく影響します。また設置場所は、日当たりの良い場所、雨が当たる場所が多いかと思われます。

環境下によっては急激な劣化

キシラデコールを塗って2年、掃き出し窓の下に設置した小サイズのウッドデッキですが色が薄くなり始めてからの劣化スピードはとても早く、環境や材質によっては、こまめなメンテナンスが必要で、木目を維持するのにはとてもコストがかかると実感しました。

ビスは抜け落ち、無数の亀裂

劣化が始まると木の耐久性が落ち、ビス止めしているところ、弱い箇所から亀裂が生じます。そこに雨が入り腐食していました。あと少し遅ければこのまま廃棄の状態です。コーキングを使用し穴や割れを埋めて塗装します。

浸透型から造膜型に

現状キシラデコールのような吸い込ませるタイプの浸透型では保護できないので、ビスを打ち直し、亀裂にはコーキング処理し、表面に膜を作る造膜型の一般的なペンキで塗り潰します。一度塗り潰すと後戻りは難しいですが、まだ捨てるには勿体無いので塗り潰しました。下地処理のケレン、コーキング作業を含めて5工程です。

ウッドデッキは美しさと機能性を兼ね備えた素晴らしいスペースですが、定期的なメンテナンスを怠るとその魅力を失い、耐久性も低下してしまいます。大切なアウトドアスペースを長持ちさせるためにも、定期的な手入れを怠らず、適切な対策を行うことが重要です。

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代表 安部
和太鼓チーム『舞風』でも活動している安部です!
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