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塗装回数を減らしたいそんな時に選ぶ高耐久塗料:無機塗料とフッ素塗料のデメリットとメリット

近年、長く住まわれた自宅の見積りさせて頂くことが多い中で「今後何回も塗装をお願いするのも負担になるので」と高耐久で長持ちする塗料をご希望される方が多い気がします。そのため外壁塗装は、建物を保護し、見た目を美しく保つための重要なメンテナンス作業です。しかし、どの種類の塗料を選択するかは慎重に考慮する必要があります。ここでは、塗り替え回数を減らしたい、予算が掛かっても高耐久を希望したい世帯に、無機塗料とフッ素塗料のデメリットとメリットを解説します。

無機塗料のメリット

無機塗料の耐用年数は20~25年で、高耐候性に優れているので、きれいな外壁を長く保つことができます。 1回の外壁塗装にかかる費用は高額ですが、短いスパンでのメンテナンスも不要なので、予算に余裕があり、何度も住宅を工事したくない方におすすめの塗料です。

  • 耐候性が高い
  • 汚れにくい(低汚染性、防汚性)
  • 燃えにくい(難燃性、不燃性)

無機塗料のデメリット

無機成分をメインとした無機塗料は、有機塗料に比べて塗膜が固いのが特徴です。 塗膜が伸縮しにくいため、地震のような大きな揺れが発生した際、塗装がひび割れしやすくなっています。 大きな地震が起きやすい地域では、外壁塗装したばかりでもひび割れが発生し得ることを知っておきましょう。

  • 価格が高い
  • 業者の技術、品質が求められる
  • 塗る事が出来ない外壁材や箇所がある
  • 塗料の善し悪しが分かりづらい
  • ひび割れしやすい

フッ素塗料のメリット

フッ素塗料を選ぶメリットは、耐久性の高さです。 耐熱性・親水性・防水性といった外壁塗装に適した特徴を持っているため、塗装の寿命が長持ちします。 フッ素塗料の塗膜はツヤ出しの光沢感があり、外壁を新築のような美しさにして長く保ってくれます。

  • 耐久性:外壁としっかり密着する性質を持ち、外壁塗装の耐用年数が長いです。ウレタン系塗料の耐久年数は5~8年、シリコン系塗料は8~12年とされるなか、フッ素系塗料の耐久年数は12~15年にもなります。
  • 耐熱性:フッ素系塗料はシリコンより結合力が強く太陽光や紫外線に強いとされています。フッ素、ウレタン、シリコンともに遮熱・断熱性能を付加した塗料もありますが、同じ遮熱・断熱性塗料でもやはりフッ素系塗料が一番耐久性に優れます。元の性能を補強すると考えるといいでしょう。
  • 親水性:雨などの水と密着する性質のことです。汚れが付着しても水が接着面に入り込んで、汚れが落ちやすいといった特徴があります。「超低汚染性」
  • 防カビ性、防藻性:藻やカビが生えにくい性質のことです。藻やカビが生えてしまうと、見た目がよくありません。日当たりが良くない場合や湿気の多い地域の場合には効果的です。
  • 防水性:耐水性ともいい、水の侵入を防ぎます。外壁からの浸水は家にとって大敵です。

フッ素塗料のデメリット

1982年にフッ素塗料が開発され、1991年に水性フッ素塗料の誕生されています。ビルや高層建造物などの塗装困難な建造物や、高耐久が求められる場面で活躍するフッ素ですが、歴史も他の塗料とは長くないのが心配されがちです。特に硬化時に塗膜が硬くなるためひび割れが心配されてしまいます。

  • 価格が高い
  • 下手な業者が施工すると塗料の威力を発揮できない
  • 建物の老朽化を防げるわけではない
  • 質が悪いフッ素塗料もある
  • 構造などによってひび割れしやすい

 

まとめ:

無機塗料とフッ素塗料は、塗装回数を減らしたい、今回の塗装工事を最後にしたい方に塗装の選択肢として考慮されることがあります。どちらの塗料も耐久性が高く、環境にやさしい特性を持っていますが、費用や塗装の難易度などの面で異なります。高齢者の住宅に適した塗料を選択する際には、専門家のアドバイスを受けることが重要です。

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代表 安部
和太鼓チーム『舞風』でも活動している安部です!
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