シーリングとコーキングの用途
- 外壁材として多く使われている窯業サイディングは、通気工法で下地に貼り付け施工されている外壁材です。
サイディング材は、薄いもので厚み12㎜のものがありましたが現在は、薄いもので14㎜が最薄となっています。
厚みは、14㎜、16㎜、18㎜、21㎜がありますが、ラインナップも豊富で、費用もリーズナブルなことから、16㎜が多く使用されてます。
厚み15㎜以上のものは、釘留めではなく金具どめで取り付けられています。
気温変化や地震などで負荷がかかり、ひび割れや破損を起こす可能性があります。そのために、サイディングとの繋ぎ目に『目地』があり、隙間にシーリング材を充填し、負荷を軽減してています。
- 屋根や板金部の釘で固定されている部分にシーリングをし、部材の飛散防止に使われます。
- 外壁と屋根材のクラックや割れなどの雨漏りの原因、雨漏り漏水の原因になりうる箇所への応急処置、施工方法として使用します。
シーリング材と抗菌具材の違いは
気密性や防水性のため目地や隙間に用いいられるペースト材ですが、隙間を埋めるための材料としてはコーキングもシーリングも呼び方が違うだけで同様のものとして取り扱われています。
シーリング材の豊富な種類
たくさんの種類があるシーリング材ですが、一部ですがご紹介します。
- アクリル系
新築時のALCパネルなどにつかわれます。硬化後、弾性体となり湿った面にも使用可能ですが、耐久性が低いため、改修時にはほとんど使われません。 - ウレタン系
耐久性が高く密着性に優れていますが、野外で使用する際は、耐候性に低くホコリ汚れがつきやすく、紫外線に弱いため塗装が必要になります。硬化後にゴム弾力性を持ちます。 - シリコン系
紫外線や耐候性に優れており、ガラス類への密着性が高いです。塗装との密着性が低いため、塗膜をつける場合には必要しません。 - 変性シリコン系
ウレタン樹脂を原料としたもので、耐候性、塗装性に優れているため、塗装前には多く使用され、さまざまな用途に使用できるが特徴です。シリコン系より耐候性が低く、ウレタン系よりも密着性は劣るというデメリットはありますが、硬化後に塗装する際に優れているため外壁に使用できます。
こんな症状、警告サイン!
- 肉やせ
シーリング材に含まれている可塑剤が溶け出し、厚みがなくなり隙間ができ漏水の原因になります。
- ひび割れ
経年劣化によりシーリング材に日々わけが起こります。
- 破断、欠落シーリングの中心部から切れてしまう劣化症状ですが、症状が進むにつれ欠落となり、無防備の状態になります。
- 外壁の欠落
コーキング部分から水が侵入し、内側から外壁を腐食させ、欠落した状態です。こうなってしまうと部分張り替えや、全体の増しばり、と余分に費用がかかります。この画像には写っていませんが、サイディングの外壁部分から雑草が生えていました。雑草が成長するまで、内部は常に水分で潤い続け、外壁を内側から崩壊させていました。
メンテナンスは10年目安、症状が出た場合早急に!
シーリング材は10年目安ですが、劣化症状は立地条件や環境に左右されます。外壁、屋根に加えコーキングにも症状が現れた場合は、まとめて工事することが、費用削減に繋がります。
耐久性に優れたシーリング材『オートンイクシード』
従来のシーリング材では耐用年数7年程度です。
耐久性に優れている分、費用は嵩みますが『オートンイクシード』耐用年数は15年〜20年以上となっているシーリング材です。
塗替えやコーキング打ち替えでは、八王子の塗創建にお問い合わせください。