外壁塗装は、家の美観や耐久性を保つために非常に重要なメンテナンスの一つです。定期的な診断を行うことで、早めに劣化を発見し、必要な修理や塗装を行うことができます。ここでは、外壁の状態を自分で簡単にチェックできる診断方法をご紹介します。
1. チョーキング現象の確認
チョーキング現象とは、外壁塗装の表面が劣化し、手で触ると白い粉が付く現象です。この現象は、塗膜が紫外線や雨風にさらされて分解され、表面が粉状になることによって起こります。
チェック方法:
- 外壁を手で軽くこすってみましょう。手に白い粉が付いた場合、塗膜の劣化が進んでいる可能性があります。この状態が見られたら、再塗装の検討時期です。
2. ひび割れのチェック
外壁に**ひび割れ(クラック)**が見られる場合、それは建物自体や外壁材の劣化を示しているかもしれません。ひび割れには大きく分けて「ヘアークラック」と「構造クラック」の2種類があります。
- ヘアークラック:0.3mm以下の細いひび割れ。塗装表面のみの劣化が原因で、早急な修理は不要ですが、放置すると水が浸入し、劣化が進む可能性があります。
- 構造クラック:0.3mm以上のひび割れ。外壁材や建物自体の構造に影響を与える可能性があり、早めの修繕が必要です。
チェック方法:
- ひび割れの幅や深さを確認し、細かいひび割れなら塗装で補修、広いひび割れなら専門業者に相談しましょう。
3. 塗装の剥がれや膨れの確認
塗装が剥がれたり、膨れたりしているのは、構造的なもの、使われた塗料、内部へ水の侵入など何かしらの原因で塗膜がしっかり密着していないサインです。これらの現象は、塗装の寿命が近づいている証拠であり、放置するとさらに水分が外壁内部に浸透し、さらなる劣化を引き起こします。
チェック方法:
- 外壁全体を目視で確認し、塗装の剥がれや膨れが見られる箇所があれば、再塗装が必要です。
4. カビや苔、藻の発生
外壁にカビ、苔、藻が発生している場合、それは湿気が多く、塗装の防水機能が弱まっていることを示しています。このような状態を放置すると、美観を損ねるだけでなく、塗膜や外壁の劣化を早める原因となります。
チェック方法:
- 外壁の湿気が多い場所や日当たりの悪い部分に緑や黒のカビや苔がないか確認します。発見した場合、清掃だけでなく、再塗装や防水処理が必要です。
5. 外壁材の割れ
木材やサイディングボードなどの外壁材の割れも、塗装の劣化や外壁自体のダメージを示すサインです。特にサイディングボードが浮いている、木材が反っている場合は、水分が浸透しやすくなり、建物全体の劣化を引き起こす可能性があります。
チェック方法:
- 目視で外壁材に異常がないか確認し、反りや割れが見られる場合は、早めに補修を検討しましょう。
6. シーリング材の劣化
外壁の接合部分やサッシ周りに使われている**シーリング材(コーキング)**は、経年劣化によりひび割れや硬化が進み、隙間から雨水が浸入するリスクがあります。コーキングは劣化するとそこから水が入り外壁材(サイディング、ALCなど)を内部から劣化を進行させていきます。
チェック方法:
- シーリング材が硬化している、ひび割れている、または剥がれている場合は、補修や再施工が必要です。
まとめ
外壁の診断は定期的に行うことで、建物の劣化を防ぎ、美しさを保つことができます。以下のポイントをチェックして、再塗装が必要なタイミングを把握しましょう。
- チョーキング現象(壁を触ってみて白くなるか)
- ひび割れ(目視で確認)
- 塗装の剥がれや膨れ(目視で確認)
- カビ、苔、藻の発生(目視で確認)
- 外壁材の反りや割れ(目視で確認)
- シーリング材の劣化(目視で確認)
外壁の状態が気になる場合は、専門業者に診断を依頼するのも良いでしょう。自分でできる定期的なチェックを習慣にして、家のメンテナンスを万全にしておきましょう。
これで、自分でできる外壁塗装診断が完了です!しっかりと外壁の状態を確認し、長く快適に住み続けるために、必要な対策を早めに行いましょう。
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